書いてる内容はほぼ一緒ですが、画像をいくらか追加で貼ってます。
↓読む前に見とくと分かりやすいかもしれない画像
・プロローグ:前夜
主にグラスウェンの話。
本人なりに自爆することに対し恐怖心がないわけでもないし、仲間のことを全部忘れてまたリセットされてしまうのも寂しくないわけじゃないんですよね。
この回のヴァシランドが全体通して一番真面目な顔をしていたなどと…
5ページ程度にも関わらず、カメラワークとか色々意識しながらだったので、なかなか描くのが大変だった記憶があります。
・大穴潜入:先陣
最初の敵との遭遇。
大穴がまあ普通ではないところっていうのを示すために、いきなりケガワさんやシッポちゃんを沢山描きました。地震で吹っ飛ばされてる原型のシッポちゃんちょっとお気に入りだったりする。
擬のケガワさんはイサークと言いますが、実は普通に危ないから帰った方がいいって忠告しに来てくれただけで、ツンドクちゃんに攻撃されたので反撃に出た感じになっています。
最後のコマのツンドクの台詞にえらい悩んでました。
要するに、ツンドクはグラスウェンが目的を達成するその時まで傍で力になってやるって約束したから、目的を達成する前に倒れたらその約束が果たせない、だからなんとしてでも自分は生き残るって心に決めてる感じ。ちゃんと伝わってるかな…?
・大穴潜入:面影
ここだけちょっとサブ的な話ですね。
ヒラエスの母親そっくりのハバカミさんが出てきます。
マダラッタにとって、ヒラエスの母親は自分の恩人であり姉のように慕っていた存在でもありましたが、それに一切動じずに蹴っ飛ばしています(ちなみに特性きもったまなのでゴーストにも蹴りが当たります)。
自分こそがヒラエスのことを守り助ける、ある意味では母親のような存在だと自負しているからこそ、ヒラエスの母親の姿をしている何某かに静かな怒りを覚えたのもあるかもしれません。
いつものように最後の方が詰め詰めになっちゃってるんですが、途中はコマ枠のぶちぬきや、動きや表情を見せる流れなんかはけっこう良い感じに出来たかなと思ってます。
・大穴潜入:強襲
流石に2ページにおさまらず、3ページになりました。
ほのかにティヤモナ回なので描くのが楽しかったですね!!!!!!(素直)
いちおう、最初のシーンで原型アラタケさんと対面→モンちゃんが戦闘を拒否してティヤムと交代→ティヤムがアラタケを倒す→そのあと出てきたトドツキとティヤムが対面→マイティモンが交代で出てくる…みたいな、バトルに関しては大穴編全体でゼロラボ戦やってる感じの構成になっています。
アラタケが倒された次のコマでもうマイティになっているのをどう隠しつつ登場シーンに持ってくかな~~というのを考えながら描いていましたね。
どうでもいいけどモンちゃん目線で見てるティヤムを描く時、ティヤムの顔が数割増しで良くなる傾向がある。笑う
ツキさんはほぼ顔の作画を省きましたが、実は次の話に出てくるやつと印象がちょっと被るから…というのが主な理由でした。あの手の顔が全部同じになるんだもんよ…
・大穴潜入:鼓動
この大穴編の大詰めで一番盛り上がるシーンなので、めっちゃ気合い入れて描きました。
実は下描きを長らく置きすぎて気に入らなくなってきて、いっぺん下書きを一からやり直したりしたのですが、その時にアナログ下描きする時のサイズを大きくしたらなんか格段に描きやすくなってびっくりしてました。そんなに!?
ラスボスのドンこと緋翼天は、とにかく強者らしく怖そうに描くことを心掛けてました。
キャラデザに関しても、ヴァシランドのような犬っぽい可愛さのある面ではなく、眉と目の距離がめちゃくちゃ近い男らしい顔をすごく意識しました。
緋翼天という名前から、インドの神々を前身とする仏教の天部衆(毘沙門天とかのあれ)っぽいイメージも入っています。
緋翼天を見た時、ティヤムは本能的にこいつには絶対勝てないと分かっていましたが、ここで何もしなければ、今度は永遠にグラスウェンを喪うかもしれないと思うと耐えられなくて、自分に注意を向けて逃げる時間を作れればと攻撃した感じ。
しかし全く歯が立たず、首を掴まれてピンチの中、ティヤムがヴァシランドの言葉を思い出して名前を呼んだのは、一縷でも望みがあるなら…だったんですが、何気に遭難話でモーンガータから「本当にきついときは周りを頼りなさい」と言われていて…からの…ちゃんと他人を頼れたやん!を描きたかったのもある…
ヴァシランドが登場してからのシーンは、実際にスカーレットで最終決戦した時の演出とか諸々が本当に大好きで心に残ってたので、自分でも描いててテンションあがりました。
その気持ちを最大限推し出した結果、ドン同士の対面がカラーページになった。楽しかった。
ちなみに、白字の鼓動の音がヴァシランド、黒字のが緋翼天です。特性の「ひひいろのこどう」って名前がすき。
この回はティヤムの視点でお送りしているので、最後は戦いに向かうヴァシの背中を見ながら気絶したところで終わります。
エピローグ:帰路
ザ・ホームウェイ。
色々と前回の話のあと何があったのかとか、主にグラスウェンの関係で色々なことが解決したりしています。
ティヤムお前はまた礼も言わずに…(あとでツンドクちゃんに怒られた)
ヴァシランドはティヤムたちを助けようとして目を離した隙に緋翼天に逃げられたので、それを責めるのは恩知らずにもほどがあるんですけど、これに関してはティヤムは気絶してて知らなかったのと、全然死にかけてて緋翼天はその原因なのでそうなるのも仕方ないんかなと思います。ヴァシが楽観的すぎるんや…
あとしれっと出てる3ページ目1コマ目のはバイオレット側の話で出てくる予定です。ミライたちの話も、ちょっとでも描けたら描きたい…
全部ヴァシランドのおかげで何もかもうまくいったんだけど、ティヤムからしたら、ずっとグラスウェンを助けようと頑張ってたのは俺だったのにな…っていう嫉妬も少しあり~の…また自分が不甲斐なくて嫌になりかけ~~の…
でも、なんかそういうの自分だけがうだうだしててダサいなあ…という自覚もあるし、グラスウェンやヴァシランドが変わらず笑顔で待っていてくれて、自分という存在を受け入れてくれる場所は確かにそこにあるから、眩しくても光の方に歩いていく、孤独を選ばずに仲間の手を取るっていう…スカパのこれまでの本編の話は、ティヤムがそうなれるまでを描いたストーリーでもあります。
とりあえずスカパ旅の大筋は終えられたかなって感じですね!調査活動としてはまだ全然これからなとこもありますが…あと俺はティヤモナの進展を描きたい…
新たな陽
でも!!!!!!!!その前に!!!!!!!!!!!!!
スカーレットの2周目を出力しなきゃ!!!!!!!!!!!!
もうあの~~~~~SVそれぞれ2周目の旅同行ドンを、1周目のラスボスドン(弱体化)ということにしたい…と考えてから、ここに行きつくまでに2年以上かかった マジ?
ボロッボロになってめちゃくちゃ不機嫌そうな緋翼天を、一切の穢れを知らない感じの純真お嬢様なリグランちゃんが心配して覗き込んでるの、描くの大分楽しいとこある。うわ!!!自宅でめちゃくちゃ見た組み合わせだ!!!
このあと色々あって、二人して旅に出ることになります。パの他メンバーも実のところお気に入りばかりなので早く…早く出力したい!!!1月中は早めにトップ絵終わらせて立ち絵マラソンします…
・総括
蛇足解説やらなんやらを省いても、全24ページあるらしいです。
過去最長…では!?でも一番驚くべきことなのは、7月下旬から始めたのに12月だけで12ページ描いてるところです。終盤の追い込み力がエグい。ドウデュースかなんか?
12月はほぼらくがきもせず、トップ絵と完全古来たちの立ち絵描き終わって以降ずっとまんがに集中していたので出来た芸当かもしれませんが…でもなんやかんやで、下描きのやり方変えたおかげで描きやすかったのはあるのかも。今後もこれは続けていこう…
もし読んでくださった方がいたらありがとうございます!!!!
公開したあとも沢山のお言葉頂けて、毎回ほんとうに励みになっておりました…
これからもいっぱいまんが描きたいねぇ!!!!!
・おまけ
大穴編の最後の方を描いてた時は主にこういうの聞いてたな~という作業BGM晒しコーナーです。プレイリストで何曲か流すより、1曲をひたすらループしてキリいいとこまで進めてることが多かったかも。
・sasakure.UK タイガーランペイジ、ファンタズマ
・Eve インソムニア、ファイトソング、花嵐
・煮ル果実 ムーンガイズ、ファイアフライ
実を言うとEveさんのファイトソングがうちの1周目スカパというかティヤムとヴァシの旅のイメージに合っててよく思い起こしたりしていますが、「鼓動」の序盤~中盤まではムーンガイズ、タイガーランペイジ、ファンタズマ、インソムニア、ファイアフライなどが中心で、ファイトソングは最後の方の仕上げ段階とエピローグとかでたまに聞いてました。
花嵐はエピローグと新たな陽を描きながら聴いてた曲です。
・ニンテンドーミュージック 「ザ・ホームウェイ」プレイリスト
助かるなんてもんじゃなかった…困った時はこれ聞いてやる気を出してましたね。
これからも世話になるぜ…!!
ネタ(ムゲンダイマックス中)